2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
世界中のデータセンターは今、年間スウェーデン1国より多くのエネルギーを消費している。そして必要エネルギー量は、いまも成長し続けていると、ローレンス・バークレー全米研究所の科学者であるJonathan Koomeyは言う。2000年から2005年まで、データセンタ…
データセンターは昔から日の当たらない存在だったわけじゃない。1960年代には、巨大なメインフレームコンピューターはIBM本社に堂々と置かれていた。「温室というニックネームのコンピュータ室は、役員室の近くにあった。経営者たちは、自分の会社がこういっ…
http://www.nytimes.com/2009/06/14/magazine/14search-t.html?_r=1&ref=internet&pagewanted=allクラウドの内側ワシントン州Tukwilaにあるマイクロソフトのデータセンターは、ベージュ色の箱型の地味な建物の中にある。当時マイクロソフトのデータセンター…
クラウドコンピューティングの裏側の真実は、データセンターにある。そんなことをいつも考えていたら、ニューヨークタイムスに、マイクロソフトのデータセンターツアーを行ったTom Vanderbiltの「Datacenter Overload」というちょっと長めのコラムが載った。…
西村博之さんは、日本語のSNSが既存の日本語圏だけをターゲットにするのならば、成長機会は2000万人程度が天井なのだから、株式を公開して、無限の成長プレッシャーを受けることは、健全な経営という観点からは、きわめて面白くないことになるというロジ…
金融危機の特徴は、それまで当然のように依拠してきた価格評価の仕組み(valuation)が、いかに多くの前提に基づいた、ある意味,砂上の楼閣であったが一度に明らかになる点にある。それは、金融工学という新しい学問の中で次々と作りだされたデリバティブの…
父親は、機械好きで、新しいカメラやファックスやワープロを買うと、早速、マーカー片手にマニュアルを書斎でじっくりとみるタイプだった。僕はマニュアルをじっくり読むというのがダメでとにかく無理やり使ってしまう方で、子供のころは良く父親に説教され…
インターネットの歴史がそれほど長くはないとしても、やはり、時には、その起源だとか創世記が気になるものだ。今、グーグルのエバンジェリストになったVinton Cerfが、Tim Berners-Leeのインターネットの短い歴史の中で果たした大きな役割について、小さな…
外国人や、海外で生活している友人の中にブラックベリー中毒がものすごく多くなった。ドコモのiモードという類似した機能の先行機種の存在と、僕が海外を拠点とした活動をしなくなったこともあってか、その意味に対してあまり敏感になれなかった。ツイッター…
ツイッターのTechcrunchからのフィードに、マイスペースのレイオフの話が載っていた。古臭い言葉で、使うのも照れるが本当にdog yearなんだと今更ながらに思う。Leena Raoという人の短い記事。http://www.techcrunch.com/2009/06/23/myspace-layoffs-coming-…
東京は朝から強い雨が降っている。一両日、湿度の強い暑さが突如やってきたので、いつもだったら、うんざりしてしまう朝からの雨も、それほど嫌じゃない。窓から入ってくる涼しさが気持ちいい。真夏のかんかん照りの時の水撒きのような感じとでもいうか。朝…
ニコニコ動画の経営状況などを読んだので、ちょっとそっちの方向で神経が先鋭になったと思ったら、ツイッターのフィードの中に、ツイッターは、今年、スタバと、ホールフーズからの収入を目標にしているというブルムバーグの短い記事があった。http://www.bl…
グーグルに依存しない、日本的サイトの2チャンネルの管理人として、有名な西村博之さんの2冊目の本を読んだ。「僕が2ちゃんねるを捨てた理由、ネットビジネス現実論」 ひろゆき(西村博之)(扶桑社新書)2チャンネルというと、炎上とか祭りだとか、ネットの…
ジットレンは、自分のブログで、PCの重要さというコラムを載せている。 http://futureoftheinternet.org/why-the-pc-matters 今回の、イランでの反政府運動におけるインターネットメディアの活用についての海外メディアが注目していない極めて重要な点がある…
米国メディアの中では、イラン国内で何が本当に起こっているかということよりは、米国発のリアルタイムの通信ツールのツイッターを代表とされる、新しい通信手段がどのように利用可能かという方への関心が強いように思われてならない。 ぼくが、テクノロジー…
イランは、アヤトラ・ハメネイの、選挙は正当であったという発言によって、一時期、沈静したかに見える。よその国の民主化をめぐる議論というものを判断するのは簡単じゃない。国ごとに、その正統性というものは異なるからだ。アメリカ発のツイッターやフェ…
第1回 デジタルコクーンは、灼熱のデータセンターの上で踊る TwitterやFacebookのようなWeb servicesが、エンドユーザーの想像力に火をつけた。Twitterは今ユーザー数3200万人で、年末には5000万人に達するのではないかと言われている。特にビジネスモデル(…
Ashton Kutcherという俳優は、オプラのようにfollowerが100万人を超えているTwittererだ。そんなに日本では知られていないようだが、ツイッターがイラン国内というよりは、海外に反響を引き起こす力があるのと同様に、ツイッターでベスト10に入っているとい…
ツイッター、ツイッターと眺めていたら、ビジネスウィークに、これまでとはちょっと毛色の違う記事が載っていた。Joel Schectmanというビジネスウィークの記者が、ツイッター革命の幻想と現実というような分析だ。http://www.businessweek.com/print/technol…
有名人をもっと超有名にしたり、そんなに有名じゃない人をそこそこ有名にしたり、イラン政府をあわてさせたリと、さまざまな顔をみせているツイッターというウェブサービスのことをちょっともういちど整理してみようかと思う。 タイムマガジンが、ツイッター…
ニューヨークタイムスに、イランのツイッター革命という感じの記事が掲載された。 インターネットと法についての権威のレッシグの後継者である、ジットレインが引用されていて、ツイッターのなんとなく、からっぽで、無意味そうに見える特性が、今回の圧政と…
ツイッターの持ち始めた力のことを考えていたら、当然、似たような新興勢力である、フェイスブックのことが当然視野に入ってくる。日本でもmixiというSNSがどんどん拡大しているようだ。日本版は、誰かにinvitationをもらわないと、参加できないらしいので、…
ツイッターでfollowしているサイエンスライターのSteven Johnsonが、ニューヨークタイムスに乗った記事についてのTweetを送ってきた。 http://www.nytimes.com/2009/06/14/weekinreview/14cohen.html?pagewanted=print The Tweet Smell of Success ツイート…
ツイッターも3日目ぐらいになった。検索にはまっている。データセンターとかクラウドホスティングとか、中国のインターネットとか、入力すると、それに関連するリアルなおしゃべりがずらっと現れる。このライブ感とどんどん広がるきっかけ感のようなものは、…
インターネット広告会社の若い経営者の友人と話していた。ちょっと元気がない感じだった。たしかに、昨年の暮れくらいから、広告収入の下落がマスコミを賑わせている。そういう全体環境からすれば、元気がないのもあたりまえだ。足元の事業や資金繰りに時間…
なんとなく、一日中、ツイッターのことを考えていた。自分のページには、ティム・オライリーだとか、日本のITエンジニアの、告知やひとりごとがランダムに入り始めた。すでに、いくつか、アダルト系のスパムのようなfollowerからのメールが入ったりする。な…
ウェブサービスは結局、使ってみなくちゃわからない、ということで、早速、アカウントを作ってみた。しかし、最近はこのアカウントを開くことの、ハードルが本当に低くなったと思う。followerのリストを流し見しながら、Steve Johnsonや、Twitterの創業者た…
淡路町のタリーズで、パソコンを広げて、ニューヨークタイムスのテクノロジー欄を見てたら、Twitterのスタッフは、Twitterのパワーユーザーほど、多くのFollowerを持っていないという記事が目についた。http://www.nytimes.com/external/readwriteweb/2009/0…
社会科学の領域で、アーキテクチャーという概念が注目されるようになって久しい。この概念を有名にしたのは、米国の憲法学者のローレンス・レッシグだ。彼の定義によれば、アーキテクチャーの特徴は、「規制されている側がその規制(者)の存在自体に気づか…
ワールドカップ予選で遅くまで、起きていたせいで、今日は、顔中に、強い日光を浴びるまで眠っていた。窓を開けると、近くの中学校のグランドから、野球の試合の応援が聞こえる。うるさいと言えばうるさいが、夏の匂いを感じられるといえないこともない。眠…