21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

奇跡のインタビュアー ジョン・ブロックマン

ジョン・ブロックマンが、今、一番注目しているとWiredのインタビューで言った、ロンドンのスーパーキュレーターであるHans Ulrich Obrist相手の1999年の対談を読んだ。http://www.brockman.com/press/1999.02.artorbit.html辣腕の文芸やソフトウェアのエー…

インプレサリオ ジョン・ブロックマンは日々何を読んでいるのか(Wiredインタビュー)

グーグルでジョン・ブロックマンを検索したらワイアードのインタビュー記事が見つかった。2011年2月3日付のWired UK版。 Duncan Graham-Rowe署名の記事。Edge.orgの記事や、「第三の文化」という彼のエッセイと重複するところは多かったが、この文化的大立者…

John Brockman 第三の文化(1991)

ジョン・ブロックマンのEdge.orgの活動宣言のような「第三の文化」(1991年)という20年前の文章がいい。Edge.orgに繋がっていく、志の強さのようなものがにじみ出ている。(圧倒的な意訳なので、原文をご確認ください。)第三の文化(1991年) http://www.e…

Edge.orgという知的活動を知っているか

昨日友人から教えられたEdge.orgというウェブサイトが抜群に面白い。http://www.edge.org/ ウェブページにはこんな説明があった。「Edge.orgとは会話である。でもEdge.orgはアルゴンクインラウンドテーブルやブルームズベリーグループとは違う。しかしこうい…

壁を作る人、壊す人(NYT)

ニューヨークタイムスにCostica Bradatanという大学教師が、壁というものについての面白いコラムを書いている。筆者が結局、最後に何を言いたいのかは必ずしも明らかではない。それは意図してそう書かれているのだろう。壁を作って、壊す、繰り返しが、歴史…

クラウド時代のITコンサルタント(NYT)

大企業ではなくて、中小企業や個人がそこそこ食べていけるようになるとすれば、雇用という観点から見ても、そんなにインターネットは悪いものじゃないはずだ。自分だけで、何かができるようになるというのはインターネットが持っている希望の部分だと思う。…

教科書のデジタル化はどこまですすむのか

アマゾンのデジタルブックの売上げが通常書籍の売上げを初めて超えたらしい。オンライン書店ということを割り引いたとしても、これはなかなかな動きのような気がする。キンドルというEリーダーを手にしたことがないので、Eリーダーのユーザーインタフェース…

ビジネススクールにはiPadが似合う(NYT)

スティーブ・ジョブスが生きていたら、次に革命を起こしたいと思っていたのは、テレビ、教科書、写真だったと、アイザックソンがニューヨークタイムスのインタビューに答えていた。テレビや写真はともかく、教科書というか学習という制度は、まちがいなく、…

歴史小説は役に立つ(ジョセフ・フーシェ)

歴史小説なんか読んで、何の役に立つと思わないでもない。ただの時間潰しといえばそれまでだが、そうとも言い切れない瞬間があるのが、人生の面白いところである。普通に働いている人間にも、魔の瞬間というようなものがある。成功の瞬間に自らを滅ぼすよう…

マネーボールという映画を観た

映画化されたマネーボールを観た。面白かった。ただ感動は、この原作本が出版されたときにあらかた感じていたので、それが映像化されたことによってさらにそれが深まったわけではない。ソロモンブラザーズの債券部の内幕を書いたライアーズポーカーで鮮烈に…

アイザックソン、ジョブスを語る

スティーブ・ジョブスの第一巻を読んでいる。この伝記で一番読みたいのは、iPadのユーザーエクスペリエンスをスティーブがどのように、狂気の完璧主義で作り上げていったかのミクロのプロセスである。その意味ではLisaとかのくだりは少々まどろこっしい。200…

EMI分割(技術が変えた産業構造)

狂気の改良者(Tweaker)のスティーブ・ジョブスが音楽産業に与えた破壊的な影響は有名だ。いまだにその倍音(Overtone)は続いているというウォールストリートの記事が出た。In EMI Split, Digital Overtones ETHAN SMITH記者 先週、EMIはシティグループによ…

スティーブ・ジョブスの表紙は素敵だ

スティーブ・ジョブスの第一巻の中頃を読んでいる。日々、iPadが肌身離せぬ状態になりつつあるので、そういった状態の原因を作ったジョブスの人生への関心が増しているからだ。朝めざめると、iPadを使って海外の新聞、雑誌を熟読するという新しい習慣が生ま…

ジョブスの本当の天才はどこにあったか(マルコム・グラッドウェル)

iPadに切り替えてから、ノートPCとタブレットはユーザーにとってまったく異なるタイプのデバイスであるということがわかった。ノートPC はいくら軽量になっても、キーボードに支配されている。PCとはつまるところキーボードなのである。英語を読むにはPC環境…

Moneyballは知識労働者が優勢になるという時代を先見的に描いた

フィナンシャルタイムスにマネーボール誕生をめぐる、マイケル・ルイスと、ビリー・ビーンのかかわりについて取り上げた面白いコラムが載っている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/2/3f5cc88c-0b21-11e1-ae56-00144feabdc0.html#axzz1dd9vdPSOマネーボールは…

iPadでブログを書いてみた

今日もいい天気だった。のんびりと散歩した。早稲田正門から渋谷行きのバスに乗った。座席で、iPad2でツイートをしてみた。スマホはさすがに小さい。iPadも最初のバージョンは携帯用というには少々おおきすぎた。しかしiPad2は見事にサイズは調整されていて…