The Guardianでプレミアリーグ漬け生活へ
インターネットで外国の新聞が読めるようになった時は、本当に嬉しかったのを覚えている。出始めのiモードの小さなブラウザーで無理やり、海外のニュースを読んだことを皮切りに、最盛期は、新聞、雑誌で5紙ぐらい読んでいた。
その頃はまだ日本の方は日経新聞を紙で取っていた頃だったが、
そのうち紙をやめて、デジタル日経に変えて、一時期は日経ビジネスのデジタル版まで読んでいた。
その後、一気にそのあたりの新聞を解約した。
問題は費用というよりは、そんなに多くのものを読み切れないということだった。物書き商売をしているわけでもないので、常に、全世界の新聞を読んでおくというのは趣味にしては少々大がかりすぎたのである。
つまり読み切れないもの、読まないものにお金を払い続けるのが不愉快になったのである。
もうひとつ、昔は、いったん加入したウェブサービスを解約するのが大変だったのである。明らかに、解約しにくくしていた。
ねっからの臍曲がりなので、解約させないという悪意のようなものは絶対に許さないということで、チャットだろうが、国際電話だろうがかけまくって、とにかくすべて解約した。
最近は、クレームが多いのと、規制にもひっかかるようになったせいか、解約というのが簡単になってきているようだ。
解約させにくくして、解約させないというのは、実は、ブランドをもっとも毀損するやり方なのだ。いつでも解約できるという安心感から、加入しやすくなるし、解約したとしても、又戻ってくる可能性があるのだと思う。
そんなこともあって、最近では、デジタル的には日経、朝日、New York Timesを購読している。New York Timesは元のフルの購読ではなく、比較的、安いバージョンでの再講読である。実際、New York Timesの購読をやめて、やはり、Book ReviewやObituary(死亡記事)は読みたいなあと思って、戻ったのである。
朝日新聞は、朝日嫌いが世の中には多いようなので、だったら読んでおこうかなというへそ曲がりと、天声人語を毎日日本語と英語で読みたいというニーズからである。
あとは土曜日の書評欄が日経だけではどうかなという気持ちも少しあった。
いずれにせよ、今購読しているものには意味がある。
その流れで言うと、最近イギリスの新聞The Guardianでアプリで有料購読を始めた。目的はプレミアリーグ観戦である。
Jリーグのコンサドーレファンになったので、サッカー全般に対する興味が一気に高まった。元祖プロリーグである英国のサッカーリーグもDAZNで観戦可能になったのだから、世界の戦術の最先端を走る、マンチェスターシティのグアルディオラ、リバプールのクロップの試合ぐらいは、コンサドーレと同じくらい真剣に見ようかなということである。
ただ試合を観るだけではなく、やはりそれを報じるサッカー記事を読みたい。それならThe Guardian。この新聞は、中東関係、Brexit、欧州のポピュリズムの記事などをよく読んでいる。しかも、サッカーについてのカバレッジは英国の新聞らしく厚い。
無料で読めるので、最近、毎日、よく読むようになったら、やたら寄付をしろとか、購読しろとか来るので、そろそろ、お金を出して読んでもいいかなと思ったのである。
実際、無料で読めることに安穏としていると、突然、そのサービスが使えなくなって、悲しい思いをすることがあるからである。
実際僕は、UMANOというアプリが大好きで、確か、若干課金されても使っていたのだけれど、ビジネスモデル的にどうも成立しなかったらしく、サービス停止になってしまったのである。そんなこともあるので、本当に読んだり使ったりするアプリにはお金を払うことにしている。
ということで、ここしばらくは、サッカー漬けになる覚悟です。