21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

W杯アジア予選 ミャンマー戦2:0で初勝利

アジア予選というのは、なんとも言えず辛い。今回は格下中心の一次予選だ。日本のサッカーの未来というようなことを考えると、この試合の中で、選手、チームは何を得て、どう成長すればいいのか。 ミャンマーは、それぞれの選手のやる気、覚悟と、選んだ戦術…

サッカークラブは博物館

クーパー・シマンスキーの「世界最悪のビジネス」という文章はこんなぎょっとするような文章から始まる。 サッカーはビッグビジネスでもないし、いいビジネスでもない。それどころかビジネスですらない。 実際、サッカー人気というものは直接にサッカークラ…

リロケーションサポート 秘密兵器鈴木ウリセス

マネーボールという本はほんとに面白かった。オーランドのアスレチックスのGMビリー・ビーンは野球の世界で、それまで良い選手を選ぶ上で、基準とされてきた多くの常識を、すべて見直し、あらゆるデータとゲームの勝敗を結び付けて、もっとも、勝ちにつなが…

パラグアイ戦 日本はどこまで進化しているか

アジア予選が始まるので、J1がインターバル期間に入った。J2の柏、横浜、新潟など気にかかるチームの試合のどれかをリアルタイムで観戦しようかと思ったが、残暑疲れもあって、どうもその気にならない。 しばらく明日のルバンカップのアウェイでの2nd legの…

パラグアイ戦 酷暑にパラグアイもヘトヘト

日本代表のフレンドリーマッチというのは厄介なイベントだ。特に、地元フランチャイズの試合への関心が強くなりすぎて、それ以外の試合に対する思いというものが、薄れてしまっている。その際たるものが、代表選フレンドリーマッチである。さすがにW杯のアジ…

グローバル化はコミュニティクラブを殺す    (The Guardian)

週末の地元クラブのワクワクするような勝利の余韻に浸りながら、日課となったThe GuardianのFootball欄でのめぼしい記事探しをした。 Buryの悲劇以来、サッカーのグローバル化と地元ファンというものに切実な関心が生まれたので、嫌でも、BuryやBoltonの続報…

第25節 アウェー神戸戦;熟成する四方田・ミシャ・ブランド

最近では、北海道へ帰るのは、冠婚葬祭かコンサドーレの応援だ。 今回は葬儀のためだった。千歳空港から目的地にはバスで向かう。バスの中で前回このバスに乗ったのは去年の最終戦だったなあとぼんやりと思い出してた。 ホームだったら、もう一日延長して、…

The Guardianでプレミアリーグ漬け生活へ

インターネットで外国の新聞が読めるようになった時は、本当に嬉しかったのを覚えている。出始めのiモードの小さなブラウザーで無理やり、海外のニュースを読んだことを皮切りに、最盛期は、新聞、雑誌で5紙ぐらい読んでいた。 その頃はまだ日本の方は日経新…

サッカークラブ消滅 Bury FC

ブログを書き始めた頃は、書き続けるにはどうすればいいかということを一番に考えた。 第一に、誰かが読む価値のあるものがいい、 第二に、世の中に溢れかえっているテーマでない方がいい、 第三に、書き続けられるだけの題材が得られるものがいいと。 英語…

数字でサッカークラブを眺めてみると

ピッチ上で展開するサッカーの戦術を理解したという気持ちはやまやまなのだけど、さすがにその部分では、見事なくらいにアマチュアなので、いまだに、フィールド上の選手のプレイの価値などというものを把握することなどおぼつかない。 だとすれば、まずは、…

第24節 ホームFC東京戦;がっぷり四つのドロー

大量得点差での勝利の後、迎えたホームでのFC東京戦をどう始めるのかが楽しみだった。 浮かれて、頭から、攻撃的に行くとは思わなかったが、いつも通りの攻撃的な構えだった。 ただ強豪相手なので守備を固めてのカウンター狙いなので、ボールは支配されたが…

中島大輔「野球消滅」

trailblazing.hatenablog.com trailblazing.hatenablog.com trailblazing.hatenablog.com 僕たちは、野球で育った世代である。 今でこそ、巨人の選手の名前など全くわからなくなったが、小学生の頃は、二軍の選手に至るまで全選手のプロフィールを暗記してい…

ユーチューバー作家 John Green

グーグルがその企業ミッションを着々と達成しているせいなのか、いきあたりばったりで、出会ったものが、結果的に、繋がってくるという確率が上がっているような気がする。ある意味では、インターネットによって提供された選択の中で、僕が生きる世界がより…

ケヴィン・アロッカ「YouTubeの時代」

Tash SultanaのYouTube画像を、見まくっていたら、一度ぐらいYouTubeのことをちゃんと勉強しておこうかなと思った。基本、疲れるので、動画嫌いが昂じてきているのだが、そんなことも言ってられないかと。 YouTubeの人が書いた「YouTubeの時代」という本の冒…

朝からTash Sultana

朝からTashのことを検索してみた。 今21歳であること、10代でドラッグ中毒に陥ったこと、そこからの立ち直りは3歳の頃に祖父からもらったギターから始まった音楽があった。 彼女は今10の楽器を演奏できる。そこから彼女のOne Person Band人生が始まった。 "M…

夏のスコールにはTash Sultanaが似合う?

待ち合わせの中目黒に早めに行って、本日の遅れを若干でも取り返そうと思ったら、気の弱い日とはこんなもので、駅を出たら、とんでもなく豪雨。 久々に剥き出しの夏の豪雨を感じた。 予想通り、蔦屋側もセンター側もスタバは一杯。 繁華街のスタバはいざとな…

Tash Sultana “Synergy”

曇り空。 何をする気にもなれない一日。 一日中何もできそうもないことを覚悟して、しっかりと何もしなかったので、夕方になったらようやくエネルギーがうっすら湧いてきた。 サマソニ帰りの若い友人が絶対気にいると思うと送ってくれたオーストラリアの女性…

第23節 アウェイ清水戦:記録的大勝!

外に出ると、圧倒的な量感のある、体積を感じるような重く乾いた空気にぶつかった。息をするだけでも大変な気温だ。 こんな中、90分試合をする選手のことが気になった。昨年の今頃、アウェイの清水戦で、日本平まで遠征した。あの日も、かなりの暑さだった気…

小川洋子・岡ノ谷一夫 「言葉の誕生を科学する」は面白い

物事の起源を探るという構えは、おしなべて、うさんくさい。一言で言えば、すべて見てきたような嘘、見てもいないようなホラだからだ。 僕たちは、なんの準備もなく、無根拠に、この世の中に放り出される。それは個人であっても集団であっても類であっても種…

中国語学習は古代日本へのタイムトラベルだ

外国語を学ぶことが昔から好きである。 ビジネス社会では、外国語学習と言えば、英語という時代が続いている。いきおい僕の外国語もほぼ100%英語だった。 しかし、何十年も学んでくると、言語の習得に対する限界効率が下がってくる。投下した時間に見合った…

「日本語を作った男;上田万年とその時代」

日本が近代国家の道を急いでいた明治時代。近代国家の土台として国語の構築が目指されていた。その中心を走っていた上田万年という人を中心として、日本語が出来上がってくる原過程を描いた「日本語を作った男」を読んだ。 僕たちが今使っている日本語を形成…

老いること、死んでいくということ

2019年8月13日(火) それなりに長く生きてくると、周りの人を送る、送らねばならないことが多くなる。だからといって人が死んでいくということの意味がわかるわけでもなく、その有様を否が応でも目撃しなければならなくなるだけとも言える。 家族や知人が衰…

映画「Wind River」近年稀な傑作!

2019年8月12日(月) 40年近く前のある酷暑の夏に、僕は、「八甲田山」という映画を観た。明治の陸軍の雪中行軍訓練で大部隊が豪雪の八甲田山で全滅するという悲劇を扱った、傑作映画である。 僕は、涼を求めてという、かなり不純な理由で、映画館に入った。…

第22節 アウェイ浦和戦:少しもったいないドロー

2019年8月11日(日) Jリーグ観戦が週末の楽しみになってから3年目。 それまでもそこそこのサッカー好きだったが、代表を応援しているうちは、サッカー愛というものがかなり抽象的なものであるということがようやくわかった。 途中、岡崎がレスターの優勝に…

僕のデジタルな「騎士団長殺し」の日々

2019年8月10日(土) 散歩の途中で、iPhoneで聴きさしの騎士団長殺しを、聴き始めると、なぜか、主人公の画家が、絵画スクールの女性たちとの不倫の場面が多かった。 村上ではないが、「やれやれ」と思ってしまう。 小説を読むとき取り立てて、性愛のシーン…

津村記久子 「ディス・イズ・ザ・ディ」

2019年8月9日(金) 最近Jリーグでちょっと活躍しはじめた若手がすぐに海外の2軍的なところに青田買いされる動きが加速している。個々の選手のレベルが上がっていくことは日本のサッカーにとって悪いことではないかもしれないが、少し行きすぎな感じがしてい…

Julia Philips Disappearing Earth; 哀しきカムチャッカ

2019年8月8日(木) 毎年、本を読む形が変わってきている。 かなりラジカルに電子書籍シフトをしたからだ。 長年にわたって紙の本を大量に買ってきたが、ここ数年、ハードカバーから、紙の本を買わなくなってきた。今では、電子書籍で手に入らなくて、どうし…

仕事と趣味の間

2019年8月8日(木)暑い暑いといっても仕方がないが暑い 数年定時というものや固定の仕事の場というものから離れた生活を送ってきたあと、ここ1年ばかりいなければならない場所というものがそれなりにある形の仕事の仕方をしている。今週は暑いし、固定の場…

死んでも死なないイノチって?

2019年8月6日(火) お盆が近いからというわけでもないのだが、やはり、人間にとって一番大事なのは生きるということ死ぬということだなあと、熱帯夜で寝不足気味の頭でぼおっと考えている。 ここ5年ぐらい毎週聴いている、山下良道さんというお坊さんの法話…

シーズン最終戦

2019年8月5日(月)今日も暑そう! シーズンの半ばの暑い盛りに、シーズン最終戦もなかろうがとは思いますが。昔、大好きだった映画にシーズンチケットがある。 ウメノキモモノキサクラノキさんがブログで丁寧に解説してくれている。http://kyourusanga.coco…