21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

映画:イニシエーションラブ:観てから読むか、読んでから観るか

 

最後の大どんでん返しを売りにしている映画について、何を話すことができるだろか。

 

 

 

しかも、最後の1行の大どんでん返しを売りにしている原作を既に読んでいるとすれば。

 

「イニシエーション・ラブ」完成披露会見。左から木村文乃、松田翔太、前田敦子、堤幸彦監督。

 

一つだけ言えるのは、原作を読んだ後に、映画を観ても、損をした気にはならなかったし、原作をもう一度見直してみようかという気にもなった。

 

Amazon.co.jp: イニシエーション・ラブ (文春文庫): 乾 くるみ: 本

 

じゃあ、どういう順番で見るのが一番だったろうか。

 

おそらく一番いいのは、次の順番だろう。

 

1 映画を観て驚く。それから細部が気になって、原作も読んでみる。そしてミステリーというものについて、映像表現と文章表現での違いをじっくりと味わってみる。

 

2 原作を読む。この原作のミステリーをどうのように映像化するかという謎を解決するために映画館に行く。

 

3 映画だけを観る。

 

4 原作だけを読む。

 

3と4の順番は、映画好きなのか、小説好きなのかにもよるので、人のタイプによって順番は変わるかもしれない。

 

僕は、2だった。

 

ある意味、小説という表現方法と、映像というものの表現方法の違いをしみじみ理解できたという意味で楽しかった。

 

でもつきつめると、映画だけ、小説だけを楽しむこともできるなかなか良い組み合わせだった。

 

おススメかどうか。

 

面白い映画だ。

 

ストーリー以外にも、80年代の懐かしい音楽が流れ、ちょっと昔のプチノスタルジアを楽しむことができる。

 

寺尾聡のルビーの指輪が懐かしかった。