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Robert Naiman (HuffingtonPost) 日本の民主主義を守れ

ツイッターのTLを眺めていたら、HuffingtonPostのRobert Naimanさんの日本の民主主義を守れという投稿についてのRTがあった。早速読んでみた。日本の民意に反して、基地移転問題に対して民主党政権に圧力を加え続けるオバマ政権に対する率直な批判である。

我々は、こういった率直な言葉に、答える言葉の用意ができているだろうかと思ってしまった。

Save Democracy In Japan
日本の民主主義を守れ

http://www.huffingtonpost.com/robert-naiman/save-democracy-in-japan_b_456872.html

日本の有権者は沖縄に普天間基地はいらないと意見を表明してきた。

米国の役人たちは、こういった日本の有権者の過半数の意志を尊重せず、沖縄の米軍基地を撤去するという新政権の公約違反をせよと改革派の新政権を脅し続けている。

世界中の人々も良くご存知のように、アメリカ合州国は、全世界に民主主義を推進する立場にあるのに、なぜ、日本人の有権者が望む沖縄からの米軍基地の撤去という民意に尊重して民主主義を促進しようとしないのか。

昨年夏、日本では総選挙があった。選挙に勝ち、連立政権の首相となった鳩山由紀夫は、米軍の普天間基地沖縄県外移設を公約に、選挙戦を戦った。

しかし米国の役人たちは、日本の政府に対して、米軍基地を受け入れなければ、深刻な帰結になると日本政府に警告し、その公約を破るようにプレッシャーをかけていることをワシントン・ポストが報じている。http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/10/21/AR2009102100746.html

米国のロバート・ゲイツ国防長官による威嚇のため、日本の日本メデイアは彼をいじめっ子(bully)と表現したとニューヨークタイムスは報じている。
http://www.nytimes.com/2009/11/12/world/asia/12okinawa.html?_r=2

しかし共同通信によると、沖縄知事は、沖縄県民は、米軍基地の県外移設に関して固執していると述べた。

1月の末に、沖縄県名護市有権者は、米国普天間空軍基地の名護市への移転に反対することを公約した市長を選出した。ワシントン・ポストは、名護市の空軍基地の建設には漁民やダイバーが使っている美しい海域の巨大な埋立が必要となることを報じている。

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/01/24/AR2010012401450.html


そしてこの基地は、マナティに似た海生動物の希少種であるジュゴンの生息場所を破壊することになることを主張して、訴訟を提起した、環境主義者たちによる反対も受けている。

これに加えて、日本の納税者は、自分達が欲しくもない軍事基地をサポートするために年間20億ドルの費用負担をしなければならない。「代表なければ課税なし」という言葉が思い浮かんだ程である。(但し、20億ドルは日本の納税者が普天間だけではなく、日本に駐留する全ての米軍を維持するために必要なコストである。APによれば、これはドイツが国内の米軍を維持するために支払っている費用の3倍だという。)

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/02/07/AR2010020700012.html

米国民は、果たして日本国民が米国のことをこのように見て欲しいと思うだろうか。総選挙、地域選挙でそれぞれ有権者の過半によって支持された見解を気にもかけず、自分達が、親密な同盟国と呼ぶ国をいじめ、脅し続けることで自分の意志を通そうとする巨大なごろつき国家だ。

それを望まぬならば、アメリカ国民は、オバマ大統領と議会に対して米国は日本の民主主義を尊重すべきと主張しなければならない。(以上)