21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

大晦日に国家百年を考えてみたり

大晦日もいい天気だ。昨日は一日、年越しの買い物と、大掃除(窓拭き中心)で終わった。レコード大賞というものが、30日に引越ししてからめっきりその風物詩としての力を失ったのもあり、テレビもさほど見ず、ラジオを聴きながら、たまに、「小田和正クリスマスの約束」の録画を見直したり、日経新聞をじっくりと熟読したり、買いためた新書を次から次へと読んだりして過ごしている。

政権交代をきっかけに、Well-informed citizen足るべきことを目指しているので、こういった知的作業が楽しい。

今、頭の中で理解したいのは、
①デフレからの回復のために可能な政策とはなんなのか
②雇用市場の変調の中で、日本の教育システム、企業の採用形態はどのように変化していかなければならないのか。そのためには、何から始めればいいのか。
③財政危機というものに対して、国民としては何をどうすればいいのか。国家運営には不可欠だが、説明責任を持たない官僚というものをどのように活用すべきなのか。説明無責任状態の中で、行われてきた過去の政策の結果として、明確に破綻している特殊法人地方財政のつけを国民としてどのように負担すべきか。選挙の動向を恐れるため、必要な施策(増税)に尻込みする政府をどのようにプッシュできるか。
④日本社会の中で、個別のアノミー状態を克服するために、どのようなことが可能なのか。新しい中間組織、コミュニティとはどのようにして構築可能なのか。

一見、これらの諸問題は、多様で錯綜しているように見える。しかし、これはすべて連立方程式として解を求めるしかない性格のものなのだ。

そして、その出発点は、結局、国全体の方向性もそうなのだが、「我々はどのような社会を望むのか。自分は、他人とどのように関わり、どのように生きて行きたいのか」という原則を自ら確認するところにあるようなのだ。