21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

仕事と趣味の間

2019年8月8日(木)暑い暑いといっても仕方がないが暑い

 

数年定時というものや固定の仕事の場というものから離れた生活を送ってきたあと、ここ1年ばかりいなければならない場所というものがそれなりにある形の仕事の仕方をしている。

今週は暑いし、固定の場所に縛られる形のミーティングというものがあまり入らなさそうなので、今週一週間は休みだと宣言した。宣言して数時間後には、海外とのコンファレンスコールをしたり、家で作業したりしているのだから、何も変わらないようななものだが、今週はオフィスに出かけないと宣言するだけでも随分気分は違うものだ。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)



自分はオフィスにいないということが公的に認められているということのもたらす拘束感の軽減は大きい。自慢ではないが、数十年間、定時や固定のオフィスに縛られる生活を恙無く果たしてきた。しかしその代償は、体内時計が日本的サラリーマン生活というOSに乗っ取られてしまったことだ。

自営業的ワークライフになってからも、この体内時計に縛られ、自由な時間というものに奇妙な負債感を感じてしまうのである。それが薄まるのに数年はかかったし、今もその痕跡は消せない。

 

学校というものに入ってから、身体に埋め込まれたライフスタイルというものの恐ろしさである

ということで、今日も、朝、慣れないベッドの中で今日は何をしようかと考えていたら、早速海外からのスカイプコールに起こされた。

だからといって仕事を引きずっているというストレスまでにはならない。

長い年齢、ほぼ仕事中心に過ごしてくると、左端を仕事、右端を趣味とした線を引いてみると、仕事の中でも趣味の方によったものと、仕事だからやるというものが連続的に並ぶことになる。

今日だって、結局、どこかのリゾートに行って、のんびりするなどという選択肢を全く頭の中に浮かばなかった。子供たちが大きくなってからは、そういうタイプの夏休みというのはなくなった。

結局、右端に近い、純趣味の分野から、足元の仕事には遠い、趣味に近い、夢見がちなプロジェクトに関する読書を組み合わせて、熱波の東京をうろつくだけである。

正確に言えば、いくつかのスタバをはしごするだけである。

 

働き方改革とかいうけど、ストレスになるのは、誰かに指示されて、どこかで、自分のペースじゃなく働かせることなのだから、誰かから働き方を指示されるというのはどこか形容矛盾な気もする。

そんなどうでもいいことを考えながら、仕事ともつかず、趣味ともつかない時間をスタバで過ごしている。ここのコーヒーが取り立てて好きなわけでもないのに(笑)