21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

目黒シネマでノルウェーの森を見た

ゴールデンウィークも終わりに近付いているが、さほど気温が上がってこない。去年のことはからっきし覚えていないので、今年が例年になく寒いのかどうかはわからない。ただ、節電や暗くなった東京というのが外気にも影響しているような気がする。まあ、根拠はない。

メディアもツイッターもすべて含めて、現状のアジェンダに集中することが辛くなっている。

かなりの現状逃避的心情といえばいいのか。

昨日は目黒シネマでノルウェーの森という映画を見た。そんなに良いできあがりとは思わないが、学生運動を背景に死と性の充満した映像が満載だった。

自殺する、先輩の恋人や、サナトリウムで、ヒロインをサポートする患者役の女優たちが、不思議なきれいさで印象に残った。

菊地凛子が直子ということで、ぼくははなっから、拒否的になっているので、公平な評価じゃないとは思う。良い女優なのだろうが、この女優は、どうも苦手だ。

はやく終わらないかなと結構長い映画を見ながら、まるで今の気分と一緒だなと思った。

原作もこんな小説だったかが気になって、小説の方を読み出している。

村上春樹的文体を除いて、そこに何が残るのかというのが、村上春樹映画の根本的な問題のような気がする。、