地震から1ヶ月が立った。ぼくたちはいまだに不安の中にいる。
しかし不安は不安のままにして、桜は満開になり、ぼくは、自粛の暗さの中で、千鳥ヶ淵の桜を眺めた。皆、静かに、桜の道を歩いていた。
福島原発は、いつのまにか、チェルノブイリなみの評価に変わった。続く余震が、東北地方をいまだに極度な不安の中に置いている。
そんな中で、都知事選が行われ、現職が圧勝した。
いまだに、ACの広告は流れてはいるものの、普通の広告メッセージが戻ってきた。
東京や、企業は、この夏の電力削減を目の前にして、途方にくれている。でもその制約の中から何かがまたうまれてくる予感もある。
どんな悲劇のあとにも、春は来る。