21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

昨日のツイッター活動

昨日のツイッター活動。
https://twitter.com/CafeMetropolis

サンデープロジェクトじゃなく、間違ってサンデージャポンを録画したせいもあって、検察問題に対する直接なTweetはしなかった。正直、もっと重要な論点があるはずだと重く。若泉さんの「他策」の執筆を手伝った歴史家の書いたこの本。若泉敬という異形の政治学者、国士の人生を淡々と事実に即しながら、身近な人間にしかできない不思議な迫真力で描いている。

沖縄の現在、そして将来は考える上で、必読文献になったと思う。

●後藤乾一さんが岩波書店から出版した『「沖縄核密約」を背負って』(若泉敬の生涯)を読んでいる。素晴らしいPageTurner。佐藤の密使として、ジョンソン大統領との会談を画策する若泉と盟友ロストウの協力の件を読んでいる。かなりお爺さんになったロストウの講義を受けたことを思い出した

●民主主義におけるジャーナリズムの役割は大きい。が、、一番適切なバランスの維持が困難なパーツ。米国ジャーナリズムの歴史をじっくりと読みこみたい。技術革命の中で、いちはやく、経営的危機に直面。米国の状況も理想的ではない。しかしそれにもかかわらず一定の役割を果たし得ているのはなぜか。

●今回の問題で構造的に一番改革が難しいのがマスメディア。政治は選挙が変える。司法プロセスも、国民の負託を受けた立法府の影響力行使が可能。しかし広告収入という間接の影響力を燃料としてまわるマスコミの自己再生力はもっとも脆弱。しかし有権者の情報収集力は民主主義の根幹というジレンマ。

●テレビの中の自民党議員の顔を見ていて思うこと。今は、メディアエクスポージャーを高めることは得策でない。自らの政治の知的な軸を固めることに時間を費やすべきだ。政治とカネという技術論に不必要な時間を使わず本質的な問題に対する有権者に訴求可能な高度なロジックを研ぎすますタイミングだ。

公務員制度改革財政再建、雇用拡大、可視性の高い人権重視の司法改革、政治資金規正法改革、普天間問題に代表される今後の日本の外交政策。国民の視点から組み直すべき問題は多い。意見の複数性を維持しながら、グローバルなリアリティを直視しながら、未来をつくること、それが政権交代の意味だ。

●昨年の選挙のときに僕は民主党に対して旧システムを国民の視点から再構築するというよりタフな課題を要求した。フジテレビの番組を見たときに感じたのは、そういった本質的なプロセスを邪魔するなという気分だった。それが自民党公明党の議員や、キャスターのものいいに感じた苛立の意味だ。

●フジテレビが引用する世論によると、民主党への支持率は急落しているらしいが、ぼくはその中に属していない。ぼくは、50年に及ぶ自民党と既存システムにNoという意味で投票した。政治とカネの問題で、民主党にダメ出しをするつもりはない。

●最近の一連の流れで、考え方が一方に振れていることは認めるものの、朝のフジテレビの番組での、自民党公明党、キャスターの意見にはいちいち苛立ちを感じた。