21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

中国VSクラウド世界 サイバー戦争

朝から、ツイッターで、小澤政治資金問題についてのツイートを読んだり、コメントしてたりしたら、もう11時でびっくりした。

一つの論点にはまると、結構、没入してしまうのが、ツイッターの特徴かも知れない。ブログと決定的に違うのは、外部の時の流れと、同期していることだ。何かを考えているときに、常時、外部から刺激が加わるので、思考がさらに広がりだす。

チャットとか、掲示板とか、SNSの若干生々しい相互性が苦手だったのだが、ツイッターの場合の程よい間合いによってはじめてリアルタイムウェブというものを体感できている。

最近は、小澤問題とグーグル問題あたりが気になっている。

グーグル対中国政府という論点も、一方向的なロジックで簡単に片付けられない。

中国政府の立場も、(賛同できるという意味ではないが)そのロジックを理解できる。

自由な情報流通を許すならば、13億人の社会の経営が不能だという、政治的リアリズム。しかも、世界第二位の経済大国、米国最大の債権者であるという機会を最大に利用し、限りなく時間を買いながら、13億人の民の生活水準をできるかぎり急激に上昇させるという課題。

民主主義などという先進国の戯言につきあっている暇はない。

自分が、中国の若者だったら、そういうロジックに巻き込まれる可能性は大だと思った。

欧米が日本にかけてきた圧力というもののすべてが「彼らの正義」の押し付けに基づいていたのと同構造ともいえる。

13億人を一体の国家として経営するというのは、どう考えても、Mission Impossibleである。

開発独裁以外に解はないという確信犯的見識。

確信犯同士の対決の場合、戦争あるいは言葉による戦争である外交によるしかない。

中国政府は、サイバー戦争を開戦した。それに対して米国がどのように反撃するのか。このあたりは、じっくりと追いかけて行きたいと思った。

様相は中国対クラウド世界。