21世紀ラジオ (Radio@21)

何かと気になって仕方のないこと (@R21ADIO)

東京は今日も晴れだった

今年は今日から仕事を始める。今日も、東京はなんとも言えないほどの快晴だ。いろいろあるけど、ぼくは、太平洋岸の冬の晴天が大好きだ。乾燥のせいで、風邪を引きやすくなったりするんだけれど、やはり、何はなくても、このカーンとした晴天が好きだ。ユーミンの「悲しいぐらいお天気」という歌があったけれど、舞台となっている季節はいつなのだろう。

ツイッターの良さは、いわゆる「有名人」という人とは違ったところから、優れた言説を発見できることなのだ。最近、ツイッターでフォローさせてもらっている楠正憲さんの「雑種路線で行こう」成熟経済を阻む仮定法の亡霊というコラムが面白かった。

http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20100104/ny

「今年は人間を大切にしようとする政治が具現化することで、逆説的に過酷な現実が新自由主義者の悪意ではなく、単に手を施し難い構造であることが明らかにされるのではないか。それが需給のミスマッチといった帳尻合わせではなく、結局のところ実存の問題であることを受け入れた時「人間を大切にする政治」はどう再構築され得るのだろうか。」

昨日、ちょうど読み始めたクオンタムファミリーズを引用して、今後の日本社会について、冷静かつ「熱く」分析している。

例年年末年始は、経済学やら、現代史の本を固め読みする。今年も例外ではなく、官僚主導政治の具体的な克服はどのように可能かということで、山口二郎さん、土居丈朗さん、飯田泰之さん、鈴木淑夫さん、高橋洋一さんの本を乱読した。

いずれにせよ、楠さんの言うように、新自由主義というようなレッテル貼りで、責任回避するようなことでは、この先暗いことだけは確かだ。ただ、現実を直視するにも、体力が必要なのであり、体力のない奴は勝手に死ねというのは、フェアにも思えないしと、うだうだ考えるはめになってしまった。

ただ、とりあえずは太平洋岸の冬空を享受できることを喜びながら、今年もがんばることにしよう。