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WSJの民主党予算批判

日本版ウォールストリートジャーナルのウェブでTokyo Budget Blowoutという民主党の予算に対する批判記事の訳が出ている。果たして、このビジネスが永続性を持ちうるのかを疑問視する人も多い。でも、こういった記事が即座に日本語で読めることには意味がある。大量な英語の記事はあるが、それを選択して、翻訳するという行為には間違いなく付加価値がある。ただ、この場の維持に、どれだけの人が身銭を切ろうと考えるかだ。クーリエ・ジャポンという、世界の雑誌から記事を選択し、翻訳する雑誌がある。これはWSJと比べれば、選択するという点の編集性という付加価値がさらにある。いずれにせよ、こういった試みが成功して欲しいものだ。



http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704905704574623333499475864.html

「日本国民にとって最適な「保護」とは、政府が負担しきれないほどの現金を与えることではなく、自助努力で状況を改善できる機会を作ってやることだ。こうした措置は必ずしも資金を必要とするものではない。起業しやすい環境を作り、保護貿易主義と投資障壁を撤廃し、地方の土地所有者が土地を最適な使途に活用できるようにするなどの手段が考えられる。

 こうした政策に、日本国民は賛成するはずだ。根深い腐敗に切り込み、日本の市場競争力を高めようとした小泉元首相を、国民はこぞって応援した。一方、鳩山首相の支持率は、首相の大衆迎合路線が明白になるにつれ、9月就任直後の71%から、現在50%以下に落ち込んでいる。 」


米国の意を受けて、国民を篭絡した小泉に対して、米国が支持するのはあまりにもあたりまえだ。

ぼくたちは、密約によって、国民に目隠しし続けた自民党体制からの決別を選択した。民意というものを、政治に反映させるというのは並大抵のことではない。

ただその努力を第三者的、批判的に捉える論調にはうんざりだ。

ここからは、ぼくたちのフィールドだ。ぼくたちが決め、ぼくたちがその帰結に対する責任を持ちたい。