ラジオの時間
東京の朝、雲も多いが、晴れそうだ。ただ、風が強く、寒い。今年初めてコートをきた。まわりから、やたら寒くないですかといわれはじめたからだ。毎年、寒くて着るというよりは、まわりで着てないのが自分だけというのに気づいてから、ようやくコートをはおることになる。
季節の移り変わりのときに、少しだけ、摩滅しつつある、北国生まれということが現れる。ただ、一年通じて寒さに強いというようなことではないのが、北国生まれ、都会育ちの弱さだ。
オフィスについて、ツイッターを開けたら、Over Capacityになっていた。早朝見ると、町山智浩さんがツイッター始めたのが話題になっていた。
町山さんの映画評論は,TBSのストリームのPodcastで聴き始めて、好きになった。ストリームが打ち切りになってからも、そのあとのキラキラはもう一つ好きになれないままに、町山さん自身のPodcastを聴き続けている。
朝は、やっぱり、ブルーマンディ的な情動にとらわれることが多い。地下鉄の中では、座れてからも、読みかけの宮台さんと民主党の外務副大臣福山さんの対談に戻る気になれず、PodcastのESPNのMLBについての放送を聞いていた。とはいっても、当然、話題はストーブリーグである。
地下鉄を降りて、オフィスの近くの商店街を歩き、高校生や勤め人の流れの中を歩いていたら、気分が少し上向いてきた。
両耳Podcastは歩くときには危ないので、片耳ラジオに切り替えて、JWaveの朝方の番組を聴いている。
早朝はAMラジオ、この朝方から午前中はFMラジオがいい。午後は、再びAMラジオ。
ぼくは、昔から、午前中のテレビ番組的なトーンや、賑やかさが苦手だ。しゃべり口調や、そのトーンに拒否感を感じてしまう。そこには、のっぺりとしたうんざりとするような日常が露出しているような気がするからだ。
そしてぼくが好きなのは仕事時間の合間に入った喫茶店のコーヒーの香りのような落ち着いたトーンだ。
一番乗りだったオフィスも、ようやく暖房が効いてきたようだ。そろそろツイッターを開けてみることにしようか。