21世紀ラジオ (Radio@21)

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オフラはおともだち(SBJその3)

ツイッターも3日目ぐらいになった。検索にはまっている。データセンターとかクラウドホスティングとか、中国のインターネットとか、入力すると、それに関連するリアルなおしゃべりがずらっと現れる。このライブ感とどんどん広がるきっかけ感のようなものは、ジョンソンがいうように、グーグルを超えている。

これに比べると、グーグルの検索というのがどこか、Staticで退屈な感じがするので怖ろしい。

こんなライブ感に一度はまったら、二度と、あと戻りはできない。メディアは多かれ少なかれツイッター化するというのは大袈裟とはいえない。

アメーバーブログは有名人のブログがあたって急速に拡大したようだが、彼、彼女のブログは、画像情報と、短いテキストの羅列がほとんどだ。ライブ感というのだったら、ツイッターにした方がより、「奇妙な親密さ」は増すんじゃないだろうか。

SBJのこないだのコラムにもオフラのTweetに関して面白いエピソードがあった。


「今日、広告の言語はインプレッションという考え方によって支配されている。屋外広告看板、ウェブページ、レースカーの車体広告であれ、潜在的な顧客の視線の前に自分のブランドを広告主がなんどおくことができたかということを意味している。しかしインプレッションは、ツイッターのfollowerとの長期的関係に比べると、ほんのつかのまのできごとなのだ。


数百万のfollowerを有する事業は成功するはずだし、こういった人々をひきつけるのにはお金を惜しまないだろう。そしてツイートに基づく顧客との交流という新しいコミュニケーションによってこれらのfollowerの関与度をさらに深くすることになる。


新しい製品やサービスに対して、早い時期からこういう人々に関与してもらったり、ライブ感漂うサービス提供を行ったり、新製品開発のブレーンストーミングに関与してもらったりすることができるようになるだろう。


かつては、自分の個人生活や仕事に何か新しいことが起こっていないかを確認するのに、強迫的にブラックベリーをチェックするという風景があたりまえだった。ボスからメールは来てないか、昨晩のデート相手から返信はないか等々。ところが今や、あなたは、他人の生活に起こった出来事をブラックベリーで強迫的にチェックしている。なんというさまがわりだろう。



さらにツイッター上に、何人かは有名人がいるので、こういう有名人との間に、奇妙な妄想的関係も生まれるのだ。有名なコラムニストであるオフラが愛犬にからダニがついちゃったというツイートを発信したとき、彼女をフォローしている人々なら誰もが彼女に@リプライを行うことができた。


そういったやりとりは、超のつく有名人である彼女と、普通の人々の間に、あたりまえの日常会話に似たものが存在することになった。当然、オフラには百万人以上のfollowerがいる。そして、彼女のどうしようという、この質問は、数千人からの反応をひきだしたはずだ。オフラがこれらの無数の@リプライのそれぞれをどれだけの時間をかけて呼んだかは定かじゃない。しかしファンの観点からは、極めて新鮮な親密さを感じたはずなのだ。「昨日の夜、オフラが犬のダニのことを聞いたので、説明してあげていたら・・・」なんていう。」


インターネットは別の拡大の契機を見つけたのかもしれない。